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地産地消社会の目指すもの |
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グローバル化が突き進む中、欧州の各都市では、ローカル化が進んでいる。これは、一つには、グローバル化による都市荒廃を防ぐための自立性を確保するため、二つには、環境配慮によるコンパクトな街づくり、生活スタイルを確保するためとなっている。それでは、今の日本はどうなのであろうか。 ー英国発フードマイレージ表記
今、英国の一部では、スーパーにおける商品の陳列棚に、その商品が店頭に届くまで、どのくらいの移動距離を経たかを示す「マイル表記」がされている。英国と言えば、CO2排出削減達成度世界第2位を誇る先進的環境立国の一つだが、これにより、消費者は自然と「環境配慮」という言葉をいつも目にすることが出来、自身もそのキャンペーンプレイヤーとして、積極的に参加できるようになっている。飛行機におけるC02チャージ(有志制度)もそうであるが、英国の環境に対するスピード感は、非常に大きな力となっている。ーフードマイレージ消費国:日本
それでは、今の日本はどうであろうか。日本は、世界有数のフードマイレージ消費国となっている。それは、自国の自給自足率の低さ(約3割)からみても明らかであり、海外に対する輸入依存率は、途上国の中でも飛び抜けている。以前TVでも指摘されていたが、コンビニエンスストアの弁当一つとってみても、その原産地は、グローバルに展開しており、もはや、CO2垂れ流し立国と揶揄されても仕方がない程である。勿論、日本は、国内という視点から見れば、環境という言葉に敏感になりつつあるが、自分たちが原因となっている部分にも目を向ける必要があるのではないだろうか。
ー地産地消は地域再生の鍵にもなる!
社会全体、国全体としての環境配慮は勿論大事である。しかし、このフードマイレージの概念は、それ以外にも有効となる。その一つが、地域再生(振興)である。コンパクトな街づくりというのは、既に幾つかの自治体が取り組んでいるテーマであるが、重要なのは、唯単に小さくすれば良いというものではない。小さく、且つ循環するということが、非常に重要なのである。例えば、食のグローバル化が進めば、地域の食の特性も同時に失われる。地域の食が奪われれば、特産品も失われ、ひいては、その地域の産業衰退をも引き起こしかねない。しかし、そこに住む人が、そこから生まれたものを愛し、食していれば、それはその地域の文化となり、産業ともなる。その鍵を担うのが、一つに地産地消であり、今、日本が失われつつある、ローカル文化の再生へと繋がるのである。ー地産地消は今後の日本を担う
フードマイレージ。それを額面から捉えれば、単なる一つの環境対策にしかならない。しかし、その底辺にある「地産地消」というテーマは、単なる環境問題のみならず、日本の抱える、農業、食文化、そして、地域再生を解決する一つの糸口になる。環境対策は、物の効率化を図る一つの手段であり、目的はまた別にある。昨今のギョーザ問題もそうだが、今一度、日本の食文化を問う時期が来たのではないだろうか。
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